ミュージカル ジキル&ハイド

16.3.12 MUSICAL JEKYLL&HYDE ソワレ

東京国際フォーラムホールC

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 氷室京介のライブ以来の東京国際フォーラム。ミュージカルで来るのは初だが、座席の大きさや床の木の感じ等、ゆったりと観劇できる。今回の再演はオーケストラピットを使用しているからか、音が飛んでくる。塩田さんは今回はしっとりめ。日生劇場より個人的には好きな音。19列目であったが、舞台が近く感じる。

  物販コーナーの奥には「さよならは日曜日に」のメグパネル。前回のコンサートから変更したCD予約会場特典生写真に付いていたサインが。

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 ジキル&ハイドは前回の公演は観劇できなかったので、1月の濱田めぐみ20周年記念コンサートSPECIAL ENCOREやCD等での予習のみ。今回のキャスト、歌ウマキャストが揃った。

 冒頭から禅さんがまたもやおいしい感じ。禅さんにしてはおとなしめではあったが、いつものノリを突っ込んでくる。メグはいつものパワー。人間の役だが、娼婦のボンテージ的な衣装は人外がやたら似合う、まるでマッドハッターのよう。石丸さんばりにメグもシーンに合わせ声色を変化させる。かわいらしい声も。お尻を向けるシーンはやや微妙・・・「罪な遊戯」、メグのコンサートでの御大とのデュオは???であったが、さすがの一言。アンサンブルに京急の広告で良く見かける(謎の)たちばな出版、深見東州に似ている人が。本人じゃないよね。

 同じ演出家・作曲家・キャストで思い出したのが「半沢直樹」直後の「ミュージカル モンテクリスト伯」。エドモン・ダンテスの復讐が見所であるはずが、許すことがテーマに。「ジキル&ハイド」のようにサクサク殺すなりどん底に陥れるなりすれば「ミュージカル モンテクリスト伯」も爽快感があったように今更ながら思う。

 客席まで向かう照明が特徴的。寂しい舞台セットをカバー。短期公演では仕方のないところではあるが、このクラスの劇場では簡易セットだと物足りない。第1幕は特に大きく舞台転換してもらわないと、やや単調。キャストの歌と照明でカバーはしていたが。第1幕ラスト、最初の殺人の迫力。これは観ておきたいシーン。「オペラ座の怪人」の墓場のシーンもこれくらいの迫力が欲しい。

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  ソニンからメグへの花。ソニンの娼婦も似合うだろうなあ。

      男性アンサンブル 女性アンサンブル
へンリー・ジキル/エドワード・ハイド 石丸幹二   麻田キョウヤ 内田美麗
ルーシー・ハリス 濱田めぐみ   川島大典 折井理子
エマ・カルー 笹本玲奈   杉山有大 七瀬りりこ
ガブリエル・ジョン・アターソン 石川 禅   安福 毅 真記子
サイモン・ストライド 畠中 洋     三木麻衣子
執事プール 花王おさむ     森実友紀
ダンヴァース・カルー卿 今井清隆    
ベイジングストーク大司教 宮川 浩      
サベージ伯爵 林 アキラ      
グロソップ将軍 阿部 裕   演 出 山田和也
アーチボルト・プループス卿 松之木天辺      
ビーコンズフィールド侯爵夫人 塩田朋子   指 揮 塩田明弘


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