浅利慶太プロデュース公演 Antigone 千秋楽
16.12.11
アンチゴーヌ 自由劇場
「ノートルダムの鐘」開幕。だが今日はストレートプレイ、アンチゴーヌ千秋楽へ。お気に入りの2階席2列目センターでの観劇。どの演目でも全体が観やすい。が、客入り悪いな。
いつものように劇場入口には浅利慶太。毎回思うがパイプいすに座る様はジャイアント馬場さんのよう。そしてまたまた松岡修造さん他から花。四季でもやればイイのに。
「この生命誰のもの」で早田を演じた近藤真行。冒頭から一人で長台詞。早田同様セリフで魅せる。実質主役。場を己のものとしていた。将来大物役者になるのでは。
「アンチゴーヌ」は「オンディーヌ」同様悲劇。野村玲子さんに悲劇はとても良く合うが、他の役者とのバランスが悪かったか。里咲さんも好きな役者であるが、アンチゴーヌ同様バランス悪い。浅利慶太プロデュース公演は役者主義。ならば、パンフレットも役者の出演歴を入れてほしい。ネットで調べれば分かることとはいえ、ファンは記念にパンフ集めてるんだろうし。
休憩なしの2時間30分。前半途中カットして、後半のノリでやったほうが現代には合うか。ギリシャ悲劇を知らないと前半は退屈。アンチゴーヌの父オイディプス王。私的にはこの名前、ギリシャ神話よりギリシャのエーゲ海、「マンマ・ミーア!」のペッパーとターニャのくだりを思い出す。
が、アンチゴーヌはマンマ・ミーア!のようにハッピーとはいかず、アンチゴーヌは自分の志を曲げることを良しとせず死を選ぶ。エモンとのラストはアイーダ的。
そういえば、「ノートルダムの鐘」のラストはアイーダ的な原作に寄せるのか、Disneyアニメに寄せるのかどちらでしょうか。
終演後、いつものように竹芝桟橋方向に向うとその「ノートルダムの鐘」の開幕パーティーなのか、関係者を誘導していた。いつか関係者として招かれたい。
アンチゴーヌ | 野村玲子 |
クレオン | 山口嘉三 |
エモン | 松本博之 |
イスメーヌ | 坂本里咲 |
ユーリデュス | 齊藤奈々江 |
乳 母 | 佐藤あかり |
クレオンの小姓 | 古庄美和 |
衛兵1 | 畠山典之 |
衛兵2 | 折井洋人 |
衛兵3 | 山本航輔 |
伝 令 | 桑島ダンテ |
合 唱 | 近藤真行 |
演 出 | 浅利慶太 |